《ルニィ》どうしちゃったんだろう 〜その違和感は、間違いじゃなかった〜
「最近、主人に合わせられなくなったんです。
私、どうしちゃったんでしょうか。」
先日、こんなご相談がありました。
長年連れ添ったご夫婦のお話です。
「今までは、本当に仲が良かったんです。」
そう話す彼女は、
少し困ったように笑っていました。
ご主人は、何でも楽しめる人。
「やってみよう。」
そう思ったら、
自分で人生を切り開いてきた人でした。
彼女は、そんなご主人を見守ることが好きでした。
ご主人が楽しそうなら嬉しい。
ご主人が幸せなら、それでよかった。
そんな時間を重ねてきたそうです。
子育ても終わり、
夫婦二人だけの時間が増え、
気づけば彼女の毎日は
ご主人を中心に回るようになっていました。
でも彼女には、
ずっと胸の奥にしまっていた夢がありました。
老後になったら挑戦したいこと。
何年も前から、
少しずつ思い描いてきた夢です。
ある日、ご主人が言いました。
「やりたいことがあるなら、
やってみたらいい。」
その言葉が嬉しくて、
彼女は勇気を出して
自分の夢を話しました。
すると、ご主人は言いました。
「今さらそんなことできるのか。
無理しなくてもいいんじゃないか。」
きっと、心配だったのだと思います。
悪気もなかったのでしょう。
それでも、
彼女の涙は止まりませんでした。
お話を伺っているうちに、
少し違う景色が見えてきました。
あの日あふれた涙は夢を否定された、
その一言だけではなかったのかもしれません。
何年も胸の奥にしまってきた想いを、
やっと言葉にできた。
その瞬間だったから。
だから、言葉以上に
心が揺れたのかもしれません。
振り返ってみると、
ご主人を大切にすることと
自分の気持ちを後回しにすることが、
少しずつ重なっていったようにも見えました。
だからあの日、
彼女の中に浮かんだのは
《私は、私の人生を生きていたんだろうか》
そんな問いだったのかもしれません。
人生って、不思議です。
今まで平気だったことが
ある日、突然平気じゃなくなることがあります。
以前なら笑って受け流せた言葉が、
心に残ってしまう日がある。
その変化には、
きっと理由があります。
誰かを嫌いになったからでも、
わがままになったからでもなく。
《今まで静かにしまっていた心の声》が、
ようやく聞こえるようになった。
そう考えるとこのご相談も、
少し違う景色に見えてきます。
もし今、《前のように合わせられない》
そんな自分に戸惑っているなら、
変わってしまったのではなく、
《今まで見過ごしてきた自分の想い》に
ようやく気づき始めたのかもしれません。
答えは、人それぞれ違います。
だからこそ、
大切なのは正解を探すことではなく、
今の自分が、何を感じているのかを知ること。
どちらの道を選べばいいのか迷った時。
本当にこれでいいのかなと感じた時。
その違和感は、
何かを失ったサインではなく
《新しい人生が動き始める合図》なのかもしれません。
一人では見えない景色もあります。
そんな時は、
私と一緒に旅に出ませんか。
まだ見ぬあなたに出会う、
今がチャンスかもしれません。
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