ブログ

《ルニィ》本当は、何がつらかったのか? 〜答えは、違うところにありました〜

 

  「転職した方がいいでしょうか。」

 

  先日、そんなご相談がありました。

 

 

  「もう限界なんです。」

 

  そう話された彼女は、
  転職という言葉を何度も口にしていました。

 

 

  職場での人間関係。
  上司との関係。
  同僚とのやり取り。

 

  これまでの出来事を、
  一つひとつ丁寧に話してくださいました。

 

 

  でもお話を伺っているうちに、
  少し違う景色が見えてきました。

 

 

 

  転職の話になるたび
  言葉は前へ進むのに、
  気持ちはその場に立ち止まったままでした。

 

 

  そこで、こんなことをお聞きしました。

 

  「本当は、何が一番つらかったんですか。」

 

  彼女は、すぐには答えませんでした。

 

  少し視線を落とし、
  静かにこう言いました。

 

 

  「頑張っても、
  誰にも認めてもらえなかったんです。」

 

 

  その瞬間、
  転職という言葉が少し違って見えました。

 

 

 

  本当に苦しかったのは
  仕事内容でも、職場でも、
  転職できないことでもなかったのかもしれません。

 

 

  頑張ってきた時間が、
  誰にも届いていないように感じたこと。

 

  「私はここにいてもいい。」

 

  そう思える場所が見つからなかったこと。
  
 

 

  その寂しさが、
  心の奥に残っていたようでした。

 

 

 

 

  こんなことは、
  決して珍しくありません。

 

  以前、「離婚したい」と話していた方がいました。

 

  でもお話を重ねるうちに、
  見えてきたのは、
  離婚後の生活ではありませんでした。

 

 

  「あの時、一度でいいから私の話を聞いてほしかった。」

 

 

  その言葉が全てを物語っていました。

 

 

 

  もちろん、
  すべてのご相談が同じとは限りません。

 

  それでも、最初に伺ったご相談とは、
  少し違う景色が見えてくることがあります。

 

 

  お話しすると、
  答えを知りたい気持ちと、
  まだ言葉になっていない気持ちが、
  混ざり合っていることが多い印象を受けます。

 

 

  だから、《どうすればいいのか》という問いだけではなく、
  《どこで心が動いたのか》という景色にも、目を向けます。

 

 

  不思議なことに、
  その気持ちを言葉にできた瞬間、
  「答えが見つかった」というより、

  「やっと自分の本当の気持ちが分かった。」

 

  そんな表情をされる方が少なくありません。

 

 

 

  もし今、
  何を相談したらいいのか分からない。
  うまく言葉にもできない。

 

  そんな気持ちを抱えているなら、
  無理に整理しようとしなくても大丈夫です。

 

 

  お話しているうちに、
  自分でも気づいていなかった想いに
  出会うことがあります。

 

  そして、その時間は、
  答えを探すというよりも

  《ずっと心の中にあった答えに、ようやく言葉が追いつく。》

 

  そんな時間になるのかもしれません。

 

 

 

 *** *** *** *** *** *** ***

  《プロフィール》
  https://hoshiyomido.com/u/38320/

  《X》
  https://x.com/luny_compass?s=11

 *** *** *** *** *** *** ***

 >  《ルニィ》本当は、何がつらかったのか? 〜答えは、違うところにありました〜

ページトップへ