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あなたの欠点、誰が値切った?《ルニィ》

  「私、性格が悪いんです」

 

  そう言う人に限って、案外、
  周りに気を遣っているように思うんです。

 

  人の欠点が目につく。
  素直に喜べないことがある。
  嫌なことを、いつまでも覚えている。

 

  そんな自分が嫌になってしまう。

 

  でも、私はこう思います。

 

 

 

  その性格、誰にとって悪いんでしょう?


 

  皆さんは
  「蚤の市」や「がらくた市」に
  行ったことがありますか?

 

  古い食器に、使い込まれた家具。
  何に使うのか分からない道具まで。

 

  誰かにとっては、
  もう必要のないものばかり。

 

  ところが、そんな品物を見つけて、
  目を輝かせる人がいるのです。

 

  「これ、ずっと探してた!」

 

  ある人には、ただのがらくた。
  別の人には、思いがけないお宝。

 

  同じ品物なのに、
  値段だけでは分からない何かがある。

 

 

  これって、人の性格にも
  似ていると思いませんか?

 

  「頑固だね」
  「疑い深いね」
  「細かいことを気にしすぎ」

 

  そんなふうに言われて、
  自分の嫌いなところが
  一つずつ増えていく。
  
 

  いつの間にか、
  他人の言葉が自分の価値になっている。

 

  しかも、一度ついた値札は、
  なかなか剥がれないものです。

 

  「もっと素直にならなきゃ」
  「こんな自分じゃダメだ」
  「性格を直さなきゃ」

 

  まるで、誰かに値切られた品物を、
  自分でも安物だと思い込むように。

 

 

 

  その価格は本当に納得してつけたのか


 

  もちろん、全て個性として
  正当化するつもりはありません。

 

  直した方がいい言動もあるでしょう。

 

  ただ、誰かに嫌がられた性質が、
  いつでも、どこでも、
  同じ反応を受けるとは限らない。

 

 

  鑑定でお話を伺っていると、
  相談者さんが何気なく口にした
  「私の悪いところ」という言葉に、
  思わず引っかかることがあります。

 

  「そこ、そんなに嫌いなんですか?」

 

  ご本人には当たり前の評価でも、
  私には、まだ値札のついていない
  何かに見えることがあるのです。

 

 

  蚤の市の面白さは、
  何が掘り出し物なのか、
  最初から分からないところ。

 

  何十年も棚の奥に眠っていたものが、
  誰かの目に留まる。

 

  その瞬間まで、
  誰にも気づかれなかった魅力がある。

 

  さて、あなたがずっと
  「欠点」と呼んできたその性格。

 

  捨てる前に、もう一度だけ
  手に取ってみませんか?

 

 

                🌜ルニィ🌛

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