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《空馬羽津呂》◆第五章 占い×バウハウスで実現する“自己統合” 1 感性(内側)と現実(外側)を一致させる

第五章 占い×バウハウスで実現する“自己統合”

 

1 感性(内側)と現実(外側)を一致させる

 

人の人生が大きく動き出す瞬間には、必ずと言っていいほど「内側」と「外側」が噛み合うタイミングが訪れる。

 

心の中で感じていること、望んでいること、価値を置いているもの。

これらの“感性”が、日々の行動や選択という“現実”と繋がったとき、人は初めて本来の力を発揮し始める。

 

占いとバウハウスの思想が交わる地点には、この「一致」を促すための共通した哲学が存在する。

 

感性とは、まだ形になる前の“設計図”

感性という言葉は、しばしば曖昧に扱われる。

それは目に見えず、測ることもできないからだ。

 

しかし、バウハウスの思想で捉えると、感性とは「形になる前の概念」だと言える。

つまり、作品が生まれる前に存在するコンセプトのようなものだ。

 

占いにおいても同様で、カードや星は「あなたの感性が今どの方向へ向かっているのか」を示す指標でしかない。

そこにはまだ結果はなく、“兆し”や“傾向”としての内側の動きがあるだけだ。

そして本来の感性とは、理屈よりも早く、本人の深層で静かに動き続けている。

 

現実とは、行動と選択の累積でできた“形”

 

一方で、現実とは形になったものの総体だ。

今いる職場、今の収入、交友関係、住んでいる場所——

これらはすべて、過去の行動の積み重ねでつくられた「外側の結果」である。

バウハウス的に言えば、コンセプトが行動に落とし込まれ、作品として完成した状態に近い。

 

しかし、多くの人はこの“外側”だけを変えようとする。

 

環境を変えれば人生が変わるのではないか、人間関係をリセットすれば気持ちが楽になるのではないか——そう期待する。

 

でも、内側が変わらなければ、時間が経てばまた同じパターンに戻ってしまう。

感性と現実がズレたままでは、どれだけ外側だけを整えても統合は起きない。

感性と現実がズレているとき、人生は摩耗する

 

内側が求めているものと、外側でしていることが噛み合わないと、人は必ず摩耗する。

 

たとえば、

    • 本当は創作活動をしたいのに、安定のためだけに仕事を続けている
    • 人を支える役割が好きなのに、競争的な環境に身を置いている
    • 静かに集中したいのに、人に囲まれる働き方をしている

 

こうした状態は“内外の不整合”を生み、エネルギーの消耗につながる。

 

逆に、感性と現実が一致すると、人生は驚くほど軽く、滑らかに動きはじめる。努力の量は変わらなくても、結果が出るまでの速度が変わる。

 

占いは“一致のためのナビゲーション”

占いの本質は、未来を当てることではない。

 

未来を創りやすくするために、感性と現実のズレを見つけ、それを整えるナビゲーションである。

 

カードが示す象徴や星の配置は、感性の状態を可視化する。

 

そこにクライアントが置かれている現実を重ね、どこを修正すべきか、どの導線を変えるべきかを読み解いていく。

 

バウハウスでいうデザインプロセスと同様に、

内側(コンセプト)

→行動(プロセス)

→結果(作品)

 

という流れの“整合性”を確認する作業だ。

 

内側と外側が一致したとき、人は本来の形を生き始める

 

感性と現実が一致すると、人は無理をせずに成果を出せる。

 

選択に迷いが減り、人間関係も自然に整理される。

 

逆に言えば、一致しない限り、人はいつまでも「自分ではない誰かの人生」を生き続けてしまう。

 

バウハウスが目指したのは、芸術と生活の統合。

 

占いが目指すのは、感性と現実の統合。

 

この二つは、本質的には同じ方向を向いている。

 

そして自己統合とは、まさにこの一致を実現することなのだ。

 

空馬羽津呂໒꒱ 𓏸*˚

 

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