《空馬羽津呂》◆第一章バウハウスに学ぶ“コンセプトの力” 1 バウハウスとは、学校ではなく“哲学”である
第一章バウハウスに学ぶ“コンセプトの力”
◆ 1. バウハウスとは、学校ではなく“哲学”である
バウハウスと聞くと、多くの人は「デザインの学校」と思います。
しかし、実際にバウハウスが世界に与えた影響は、学校以上のものでした。
バウハウスとは、
「形は意図から生まれる」という哲学そのもの です。
創設者グロピウスは、学生たちにこう問い続けました。
「なぜ、その形でなければならないのか?」
椅子を作ろうとする学生がいれば、
「なぜ座る必要があるのか?」から始まりました。
目的、意図、機能──
それらが明確になって初めて 形にしていい のです。
形から考えるのではなく、
コンセプトから始める。
これこそが、バウハウスの本質でした。
● 形は“結果”であり、“原因”ではない
バウハウスでは、形を「つくるもの」ではなく
「導かれるもの」 と考えます。
意図さえ明確ならば、形は自然に決まる。
形は、コンセプトの副産物 なのです。
この考え方は、そのまま占いにも当てはまります。
カードや命盤といった“形になった情報”は結果です。
「なぜそこに問題が起きているのか?」
「何のために変化が訪れているのか?」
その 背景の意図 を見つけることが、占いの本質なのです。
● 人生が停滞する最大の理由は「形から決めようとするから」
相談者がよく言います。
「私、何をすればいいですか?」
「どの仕事を選べばいいですか?」
しかし、その問いに対して私は必ず聞き返します。
「あなたは、どう在りたいですか?」
形(仕事・肩書き・手段)から考えると、
人は迷います。
しかし、意図(在り方・目的・軸)が決まれば、
選択は自然とひとつに絞られます。
これは、バウハウスでも
占いでも
人生でも同じです。
形ではなく、意図から始める。
● コンセプトが決まると、現実は動き出す
コンセプトが決まった瞬間、
不思議なくらい選択肢が消えていきます。
・やるべきもの
・やらなくていいもの
・会うべき人
・離れた方がいい人
見えなかったものが、
“パチン”とフォーカスされます。
迷いが消えるのは、世界がシンプルになるからです。
意図が形を導く。
方向性が現実を導く。
これが、バウハウスの哲学であり、
占いの本当に伝えたいことです。
● バウハウスは、人生のデザイン学校
もし、バウハウスの思想を人生に応用するなら、こうなります。
「形(結果)を追わない。
意図(コンセプト)を決める。」
すると、人生が動き始めます。
占いが未来を変えるのではありません。
コンセプトが未来を変えるのです。
バウハウスは、デザインの学校ではなく
“意図を形にする”哲学の学校だった。
人生もまったく同じです。
あなたがどんな意図で生きるかが、
あなたの人生という“作品”の形を決めていきます。

